メーデーということで、労働組合のハナシ。

まずは、大阪市の労組に関して。
先日大阪毎日放送大阪市労組のヤミ専従の特集をやっていた。
公務員が労組に専従する場合、本来は休職して労組に専従することになっている。
専従のための休職者数は決められていて、その休職者労組から給料をもらうことになっている。
それ以外の者が組合活動する場合、有給などをとって活動しなくてはならない。
しかし、ヤミ専従では、本来の職場を出勤扱いにしたまま、組合活動をするのである。
そこでは、ヤミ専従が行われていることは明らかだった。
出勤していないにもかかわらず、出勤簿に印をおし、市に給料の支払いを求めるのは、
文書偽造であるだけでなく、詐欺行為でもある。
これが、一連の騒動のあとの最近にも行われているのである。
組合にはいっこうに過去の反省がみられない。これでは市民の信頼など得られるわけがない。
市管理者側は早急にこういうことを調査し(調査するまでもなく認識しているだろうが)、改めさせるべきであろう。
そうでなければ、共犯ということになろう。職員数を削減する意味でも、全員告訴し、同時に懲戒解雇すればいい。
組合自身が自己を改めない限り、市民が組合の主張を受け入れることはしないであろう。
単一労組でないんだし、相互に監視しあえばいいのに、と思うのだが。
犯罪行為はいけないということでは一致しているんでしょうし…。


もうひとう最近話題の労組がJR西日本である。
こちらは大阪市と反対に世論のあと押しを得れる方である。
それでも厳しいことはいくらでも言えるだろうが。
もちろん日勤教育のやり方は報道をみるかぎりいいとは思えない。
しかしここ数日もオーバーランを起こし続けていることはやはり異常である。
もちろん、理由もきちんと把握しないと言い切ることはできないが、
プロとしての自覚が欠如していると言わざるを得ないであろう。


労働者の権利を組合が会社に主張することは構わない。
しかし、労働者も顧客(市民)との関係では会社(役所)側の人間である、
ということはよく理解した上で、行動するべきである。特にマスコミにでるときには。