八尾市市民税・府民税特別徴収税額決定通知書盗難事件(9)〜問い合わせ中〜

八尾市市民税・府民税特別徴収税額決定通知書盗難事件(1)
 http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/20050513/1115919178
八尾市市民税・府民税特別徴収税額決定通知書盗難事件(2)
 http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/20050514/1116002669
八尾市市民税・府民税特別徴収税額決定通知書盗難事件(3)
 http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/20050518/1116348724
八尾市市民税・府民税特別徴収税額決定通知書盗難事件(4)〜プライバシーマーク
 http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/20050519/1116449034
八尾市市民税・府民税特別徴収税額決定通知書盗難事件(5)〜協和ビジネスフォーム〜
 http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/20050529/1117300919
八尾市市民税・府民税特別徴収税額決定通知書盗難事件(6)〜発見されました〜
 http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/20050602/1117641713
八尾市市民税・府民税特別徴収税額決定通知書盗難事件(7)
 http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/20050603/1117727088
八尾市市民税・府民税特別徴収税額決定通知書盗難事件(8)〜八尾市最後のメッセージ?〜
 http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/20050609/1118247670

八尾市のホームページからこの件についてのお知らせが削除された。
http://www.city.yao.osaka.jp/cgi-bin/odb-get.exe?WIT_template=AC010000&WIT_oid=icityv2::CommonGenre::2464&m=1&d=
実はということでもないが、この件について、八尾市及びプライバシーマーク事務局に問い合わせをしている
メールでの問い合わせだが、送信したのは、2005/06/09,2:59である。
すでに3週間が経過したが、残念ことにいずれもからも更新時現在返信がない。
それどころか八尾市のサイトからはお知らせそのものが削除されてしまったのである。
筆者は、その公益性にゆえに説明すべき義務があると考えている。
筆者に対して個別に返信していただく必要はないが、そうであれば、サイトに公表するべきであろう。


八尾市に求めたのは以下の4点である。

1.今回の事故の経緯をくわしく説明してください。
  配送時の状況、なぜ車をエンジンをかけたまま、しかも鍵をかけずに離れたかなど、
  できるだけくわしく説明して下さい。(配送員の個人名は不要です。)
  なお、この点については特に秘匿すべき事項は含まれていないと思われますので、
  できるかぎり詳細にお願いします。説明がなされない点については、
  市が被害時の状況を認識していないものと判断させていただきます。


2.被害件数について。
  当初の発表被害件数が、504事業所分、1万686人分であったのに対して、
  発見後に506事業所・1万671人分(最終特定数)となりました。
  このような誤差が生じた経緯について説明をしてください。
  また、なぜ途中経過報告で訂正されなかったのかを説明してください。


3.今回委託先に対して採った措置についてできるだけくわしく説明してください。


4.今回の自己を受けて庁内で行った処分はありますか?
  あれば、個人名は不要ですので、
  役職処分内容・理由等をできる限りくわしく説明してください。

この質問に回答しないということは、
1.市は実は被害時の状況を認識していない。
  委託者としての監視が不十分であると言わざるを得ない。
2.被害件数をごまかしている可能性がある。
3.うやむやにしたまま、契約を継続している可能性がある。
4.誰も処分していない。
ということが推察できる。
結果的に発見したから「ばんざ〜い!」なのか?そうではない。
早急に回答を願いたい。市民への説明責任は不可欠である。


次にプライバシーマーク事務局に求めたのは、

1.本件事故をうけて当該企業に何らかの措置がとられていますか。
  はい。(具体的に)/いいえ。(理由)
(以下、1が「いいえ」の場合のみ)
2.本件事故が認証後であった場合に、なんらかの措置が採られますか。
  はい。(具体的に)/いいえ。(理由)
3.本件事故が申請前であった場合に、認証に影響を与え得ますか。
  はい。(具体的に)/いいえ。(理由)
(以下、上記2.3.の両者もしくは一方が「はい」である場合)
4.本件において認証されたのはなぜですか?
  かかる事態は想定されていますか。

ということである。
これも回答がないということは、このような事故ではマークに影響はないということであろう。
だとすれば、プライバシーマークの存在はそれほど意味のないということではないだろうか?
プライバシーマークは、その社員の馬鹿な行動については無関心である。
あくまで形式がととのっているだけ、ということであろう。
契約相手先がこのようなマークを取得しているからといって、このような事故に関しては別途審査するべきである。
だとすれば、企業は高いお金を払って取得する意味がどれだけあるのか?
このマークを信頼することにどれだけの意味があるのか?
なんとなくこのマークがあれば安心で、マークのあるところと取引しておけば対応しているようにみえる、
という妄想の中にいるのではないか?
問い合わせのメールの放置するといった、プライバシー事務局の姿勢も含めて、
プライバシーマークの信頼性を再検討する必要があるように思うのである。


担当者の方、もしこれをご覧になられたのなら、早急に公表もしくはメールに返信ください。