vs朝日新聞で別問題も浮上?

<NHK特番問題>「公共電波で一方的に誹謗」朝日新聞 
 朝日新聞社は21日夜、東京・築地の本社でNHK特番問題で初の記者会見を行った。本沢義雄・取締役広報担当は「NHKは公共の電波を使って一方的に朝日新聞への誹謗(ひぼう)中傷を繰り返している」と語り、提訴を前提としてNHKに訂正と謝罪放送を求める文書をこの日送付したことを明らかにした。10日以内の回答を求めている。
 本沢氏は「朝日新聞の報道の主眼はNHKの番組に対して政治家の圧力があったかどうかであり、具体的な取材を元に正確な報道を続けてきた。しかし、NHKは松尾武元放送総局長が取材で語った内容を翻したうえ、朝日新聞の報道を誤報と決めつけた放送を繰り返している」と指摘した。
毎日新聞) - 1月21日22時25分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050121-00000129-mai-soci

私にはどちらの主張が正しいのかわからない。
しかし、仮に朝日新聞社の報道内容が違法行為を成立せしめるものであってとしても、
「NHKは…朝日新聞の報道を誤報と決めつけた放送を繰り返している」ことは問題であると言わざるを得ない。
NHKがこの事件について報道する限りは、NHKの主張と朝日新聞社の主張を公平に扱わなければならない。
ただ、これはこの記事に引用された一方当事者である朝日新聞社の本沢義雄・取締役広報担当の言でにすぎない。
加えて、私自身はそのニュースを目にしていない。
受信料をおさめる一国民としては、「NHKは…朝日新聞の報道を誤報と決めつけた放送を繰り返している」というのは、
一方当事者側の誇張表現であると信じたい。
ちなみに、

朝日新聞報道「虚偽」と表示 NHK、本社抗議後、削る

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 NHKの番組改変問題に関する一連の報道について、NHKが20日夜7時からのニュース番組で「朝日新聞虚偽報道問題」とのテロップを表示して放送したことについて、朝日新聞は同日、「本社の名誉を著しく棄損するもの」として厳重な抗議を申し入れた。
 抗議書は「これまで本社は報道に根拠があることを示してきた」にもかかわらず、NHKが「事実に反する一方的なレッテル張り」を続けていると指摘し、早急な訂正に加えて、今後、このような表記をしないことを強く申し入れた。
 これに対し、NHKは本社の抗議の後、同夜10時からのニュースで、テロップから「虚偽」の文言を削った。
http://www.asahi.com/national/update/0120/038.html

今となっては今日の夜以前の報道内容がどうであったのか、自分では確認できないようだ。


一方、朝日新聞社の一連報道も見ていない。
こちらは図書館にでもいけば確認できるだろうが、人のことをとやかくいうくらいなのであるから、
朝日新聞のこともきちんとした程度での記事になっていると信じたい。


日本放送協会朝日新聞社も当事者であるから、自己の立場を報道することは構わないし、
そのことを擁護する記事を書くのも構わない。
しかし、それに固執してしまっては報道機関でなくなることを自戒しておかなければならない。