Winnyと個人情報

開示すべき情報を開示せず、保護すべき情報を垂れ流している警察。
今更感は否めないが、

情報流出で警察庁ウィニー使用禁止などの緊急対策
 ファイル交換ソフトWinnyウィニー)」のウイルスが原因で、岡山、愛媛両県警の捜査員のパソコンから捜査資料などが流出した問題を受け、警察庁は7日、全国の警察本部に対し、公用だけでなく、自宅で使う私物パソコンについても、ウィニーの使用の有無などを点検するよう緊急対策を指示した。
 私物のパソコンであってもウィニーの使用を禁じ、警察情報やウィニーが入っている場合は、すぐに削除するよう指示。点検結果を今月末までに報告するよう求めた。
(読売新聞) - 3月7日23時39分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060307-00000116-yom-socis

とのこと。
とはいえ、別に筆者としては私物でWinny使ってもかまわないし、それが公用であっても必要であればかまわない。
ただ、そのパソコンで、重要な情報は扱わないでいただきたい。それだけだ。
そもそもネットワークに繋がっているパソコンでそのような情報を扱っていること自体問題だ。
すでに内規等で少なくともWinnyのはいったパソコンでの情報の取り扱いは禁じられていると思うが、
ここまでしないと徹底できない、というのは、情けない。
さらに気になるのは、「私物のパソコンで…、警察情報…が入っている場合は、すぐに削除するよう指示。」という点。
そもそも、警察情報を私物パソコンで扱うことが禁止されているのであれば、問題外といえる。
この流出事件は、警官が拳銃を盗まれて、それで傷害事件が起こっているようなものだ。
拳銃はもたないというわけにはいかないが、winnyのはいったパソコンで情報を取り扱わないことができる。
警察官一人一人がと、自分の扱っている物が、とても重要なものである、ということを忘れないようにしてほしい。