私の今年の漢字は「充」

今年の漢字は「災」であった。

今年の漢字は「災」 清水寺貫主が揮毫
 ◇日本漢字能力検定協会京都市下京区)が全国公募で選ぶ「今年の漢字」が13日、東山区清水寺で発表され、応募の最も多かった「災」の文字を森清範貫主が色紙に揮毫(きごう)した。
 ◇10回目を迎える今年の応募は過去最多の9万1630通。新潟県中越地震や台風などの天災、イラクの人質殺害から「災」が2割強を占め、「韓流ブーム」にちなんだ2位の「韓」を大きく引き離した。
 ◇「災害に対して心一つに力を合わせ平和な世の中を築き、来年こそはいい文字を揮毫したい」と森貫主。【加藤小夜】
毎日新聞 2004年12月13日 20時02分

勝谷誠彦氏は「勝谷誠彦の××な日々。」(http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20041231)で、
「『災』の一字に象徴しようと清水寺の坊主が書いたならいきなり人類史上もっとも『災』たる事変が起こった」と表している。
貫主の「災害に対して心一つに力を合わせ平和な世の中を築き」という言葉もあてはまってしまったといえる。
文字は全国公募で選ばれているし、別に森清範貫主も「災」をおこすという意味で書いたわけではない。
しかし、皮肉なものである。
天災自体は防ぎようがない。想定を超える大災害についてはさらに困難である。
ただ、災害発生から被害までに時間がある場合には、
起こったときにどういう判断をするか、ということは可能である。
今回の津波でも瞬時の判断が生死をわけたという報道されている。
このことは人災にもあてはまる。
自分個人が災害に対してどう準備し、対処するかを考えることにしたい。

来年は、「災」を転じて「福」となってますように。