ネット音楽配信ブーム到来?

ネット音楽配信に続々参入 05年にブーム到来か
 インターネットを通じた音楽配信サービスへの情報技術(IT)企業の参入が相次いでいる。自宅のパソコンで好きな曲を簡単に取り込める便利さが受け、米国で大ヒット。日本でもブームを起こそうと躍起で、業界は「2005年は音楽配信元年」と期待している。
 音楽のネット配信は世界的な流れで、火を付けたのは米アップルコンピュータ。携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」に配信曲を取り込めるサービスが好評で、米国などで2億曲以上を販売した。日本ではNTTグループやエキサイト、マイクロソフトなどが続々と事業を開始、アップルコンピュータも今春にも、日本に参入する見通しだ。
 最大の特徴は、24時間いつでも好きな曲をパソコンに取り込める点にある。アルバムの中の曲も1曲ごとに買える場合が多く、価格も1曲200−300円とCDに比べると割安だ。
 購入した曲を転送して外出先で聞けるiPodのような携帯プレーヤーが売れており、ことし中にはMDを追い抜くという予想もある。「その時点で音楽配信もブレークする」(エキサイト)とみる関係者は多い。
 従来は曲の著作権管理の厳しさが、音楽配信拡大のネックになっているとみられてきた。しかし、レコード大手の東芝EMIが国内で初めて、音楽配信で購入した曲をCDに「焼く」ことを04年10月から1曲10回まで許可するなど「規制緩和」の兆しが出始めた。
 今後の課題は品ぞろえや価格面。米でブームを巻き起こしたアップルの米国サイトは、100万曲以上をそろえている半面、日本の曲数は最高10万曲でまだ少ない。価格もアップルのサイトは1曲99セントで、日本に比べ格安だ。日本でどこまで魅力あるサービスを提供できるかが、顧客拡大の鍵となりそうだ。
共同通信) - 1月4日17時13分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050104-00000102-kyodo-bus_all

CDが売れないと嘆いているが、カセットが売れないと同じで、
音楽を聞く方法の変化に業界がついていけないだけのように思う。
にもかかわらず、違法コピーだとか言ってさらに時代に逆行する規格外CDを販売し、
やっと昨年の方向転換、そして、今になってのこのような記事である。
「日本でどこまで魅力あるサービスを提供できるかが、顧客拡大の鍵となりそうだ。」という。
やればいいというものではない。
これができるかどうかに、日本での音楽産業の今後が懸かっているといっても過言ではないだろう。
今までのような媒体販売重視でいくのか、ネット配信にも重点をおくのか、
このような動きがハード会社主導で動いていること自体音楽業界の怠慢である。
ネット配信であれば、レンタルなんかより簡単であるし、安価であればいろんな曲を購入できる。
具体的にどのような形で発展していくかが楽しみである。