どっちにしても地獄だね。

NHKへの「政治介入」究明求める…長井氏が反論
 戦争に関するNHKの特集番組で、自民党安倍晋三中川昭一衆院議員から「政治介入」を受けたと告発したNHKの長井暁チーフ・プロデューサーは17日、「NHKは第三者機関を設立し、徹底的な調査で真相を究明すべき」などとする内容のコメントを発表した。
 長井プロデューサーはこの中で、会見を開いた13日夜にNHKが関根昭義放送総局長の「見解」として会見内容を否定したことに対し、「NHKコンプライアンス(法令順守)推進委員会が1か月かけても調査できなかった出来事を、わずか数時間の調査で、『主張は間違い』などと、どうして断言できるのか」と反論している。
(読売新聞) - 1月17日22時54分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050117-00000412-yom-soci

私もすでに述べたが、長井氏の「NHKコンプライアンス(法令順守)推進委員会が1か月かけても
調査できなかった出来事を、わずか数時間の調査で、『主張は間違い』などと、どうして断言できるのか」ととの反論はもっともである。
仮に関根昭義放送総局長の「見解」の見解が正しいとしても、
この見解は結局、総局長の「見解」であって、
「NHKコンプライアンス(法令順守)推進委員会」で適切な処理ができなかったのであるから、
何のための「NHKコンプライアンス(法令順守)推進委員会」となるのか?という議論に流れることになる。
もはやどう転んでもNHK執行部は責任を逃れることはできないであろう。
結局、海老沢会長は会長職にとどまって得たものは形式だけの法令順守と多数の支払い保留・拒否だけである。
経営委員会は即刻会長の罷免について検討をはじめるべきであって、
検討の開始すらしないのであれば、委員に存在意義はない。全員いますぐ辞任するべきである。


さて、今回はこの墓穴をほった関根昭義放送総局長(専務理事)を紹介しておこう。

関根 昭義
関根 昭義NHKホームページより、下記アドレス参照)
昭和41年 4月 日本放送協会入局
平成10年 6月 放送総局特別主幹
平成11年 4月 理事
平成15年 4月 専務理事


参考
http://www.nhk.or.jp/pr/keiei/yakuin/index.html
http://www.nhk.or.jp/pr/keiei/toptalk/soukyoku.htm(顔写真あり)

今までの事情(ここに記載した各当事者の主張及び主張についての記事)から判断する限り、
政治の積極的介入についてはあったと断言できないが、NHKによる消極的介入はあったと言わざるをえない。
こんな表現の自由に無頓着な専務理事(放送総局長)に野島直樹理事が執行部では
健全な公共放送は期待できないし、そのことを問題とも認識していない海老沢会長も同罪である。
(NHKコンプライアンス(法令順守)推進委員会の長は海老沢会長である)


やはりNHK執行部総入れ替えが必要ではないか?そう思う今日この頃である。