IC定期券の今後?

筆者は、女性専用車両は、限定的容認派である。
鉄道会社が混雑を緩和させるべき最大限の措置をとったにもかかわらず、
やむをえない場合のみ、導入される分には仕方ない、ということである。
では、鉄道会社が混雑を緩和させるべき最大限の措置を採っているか?否である。
駅を長くして、車両をのばす、というのも手ではあるが、膨大なコストのかかる以上、
将来的な課題としては別論、今現在そこまでは要求しないし、現実的に無理であろう。
しかし、昨今ICカード定期なるものが登場してきている。
これをつかって、時差出勤を推奨できないか?というのが、今回のテーマである。
つまり、通勤定期を会社支給とし(だいたい通勤費は会社負担であろう)、
利用者の通勤時間帯によって割引制度を導入して、会社の時差出勤を推奨するのである。
会社も交通費負担を減らせるのであれば、積極的に取り組むではないか、
一方で少しでも朝の混雑を緩和できるのではないか?と思うのである。
まぁいえば、時差回数券の定期版であるが、時間帯以外使えないのは不都合である。
しかし、ICカードならば個別的なチェックが可能である。
(会社のタイムカード等と連動させることも可能である。)
もっとも、すでに検討や導入されているかもしれない。
そういう話はきかないのだが、そうだとすれば、魅力がないのか…。
もっと営業するべきであろう。まさか検討すらしていないということはないだろう。
今の鉄道企業がそこまで無能な会社ということはないだろうけども、
混雑緩和にむけた一方策の提案として、ここに記しておきたい。


ところで、さらにすすんで、社員証がそのまま通勤定期にもなり、
社員証兼通勤定期がICカード提携の割引が受けれるなどすれば、
従業員にも福利厚生に準じるメリットを提供することも可能であろう。
もっとも、情報の集約化は利便性が増す一方で、リスクの増えることも考えられる。
そのような意味では、「共通化」は決して容易ではないのかもしれない。