車検延長見送りへ。

自家用車の車検延長、見送りへ
 政府の規制改革・民間開放推進会議(議長・宮内義彦オリックス会長)は14日、小泉首相に3月下旬に提出する追加答申に、自動車検査制度での自家用乗用車の検査有効期間延長に関する具体的提案を盛り込まない方針を決めた。
 同会議は当初、来年度から初回の有効期間を3年から4年に延長するよう求める考えだったが、「延長すると交通事故の死傷者が増える」とする国土交通省の抵抗が強く、見送ることにした。継続的な課題に掲げるかどうかは今後検討する。
 二輪車については、初回車検の有効期間を2年から3年に延長することを盛り込む方針だ。
(読売新聞) - 3月15日0時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050314-00000012-yom-pol

官僚が反対するなら、是非とも議員立法で、と思う。
そもそも「延長すると交通事故の死傷者が増える」との主張になんらの合理性はない。
車の故障に基因する事故は人為的なものに比べ圧倒的に少ないし、立ち往生で渋滞もあまりない。
(実際みるのは、むしろ路上駐車の方が問題であろう)
もちろん、現在の状況が車検の賜物だ、といえなくないが、外国ではどうなのだろうか?
車検が日本より長い国、そのような制度がない国との比較が可能であろう。
日本車もたくさん海外にあるのだし、車そのものの性能なのだから、国民性も関係ない。
十分に比較できる資料が取得できるだろう。
結局は車検制度によって存在する天下り企業の確保という自己の利益確保なのだろう。
そうではない、と否定するのであれば、
車検認定要件に天下りの人がいる企業は認めないという条項でもつくってください。