最近購入した本

http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/20050510/1115663884
で紹介した知的財産判例集ですが、購入しました。

知的財産法判例集

知的財産法判例集

書  名  知的財産法判例集
キャッチフレーズ  初の本格的判例集
著訳編者  大渕哲也,  茶園成樹,  平嶋竜太,   蘆立順美,   横山久芳/著
著者紹介  東京大学教授,大阪大学教授,筑波大学助教授,東北大学助教授,学習院大学助教
発売予定  5月13日
判型、頁数 A5判並製カバー付,360
予  価  予価 2800 円(税込 2940 円)
ISBNコード 4-641-14349-8
備  考  
解  説
実務の世界で判例の理解が不可欠であることはもちろんであるが,ロースクール時代を迎え,学部・法科大学院での知的財産法学習においても,判例の重要性が改めて認識されている。特許法著作権法をはじめ「知的財産法」全分野をフォローする初の判例集,ついに刊行!
目  次
第1章 特許法(60件)
第2章 意匠法(5件)
第3章 商標法(30件)
第4章 不正競争防止法(30件)
第5章 著作権法(60件)
第6章 その他知的財産法――種苗法半導体集積回路法・パブリシティ権等(5件)
第7章 渉外関係(10件)
 ◎要旨収録判例数合計約200件。その他の判例にも多数言及!
有斐閣ホームページより)

項目となる判決後ごとに、事実、判決理由、レファレンスと項目立てられています。
これが上記の件数あるのですが、それらに関係する判例も触れられています。
最新の判例は、東京高判平成17年3月3日の「2ちゃんねる事件」です。
3月31日のファイルローグ事件判決も索引にはありますが、脱稿後で、注釈で触れられている程度です。
かなり百選とも重複していますが、百選のように解説がごちゃごちゃしていない点で実務向きかもしれません。

著作権とは何か ―文化と創造のゆくえ (集英社新書)

著作権とは何か ―文化と創造のゆくえ (集英社新書)

リアルの本屋で見かけたので購入。
著者はさすが著作権を専門にしているだけあって説明はわかりやすい。
ちょっとあやしいのは「情報」に著作権があると誤解を招く虞がなきにしもあらずという感じですが、
きちんと読めばそういう誤解もないので、そこはまぁいいでしょう。
この本での印象的な部分は次の記述。

壮大な社会実験
 筆者は「創作へのインセンティブ」という点は著作権の本質的な意義だと考えています。正確にいえば、それは著作権の重大な存在理由であり、しかもいまだに仮説の域を出ていないのだと思っています。ある意味では、私たちの社会は(日本でいえば)百年以上にわたって、著作権という壮大な社会実験を続けているともいえます。
(115-116頁)

そうだとすれば、ただやみくもに権利主張することは、結果として失敗を示すことになるだけかもしれません。
何のための著作権かということを権利者もきちんと考える必要があるように思います。

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)

購入後、自宅で話題の本と知りました。帯は見ずに買いましたから。
確かになんとなくわかるだけでも意義ある本のような気がします。
女子大生会計士…の著者は女子大生会計士じゃなかったのか…。
「50人にひとり無料」と「2%割引」あなたはどっちがいいですか?
答えは184頁以下で。私はここに惹かれて購入しました。