神谷信行氏の米方式主義の誤解は解消された模様

知って活かそう!著作権―書・音楽・学校の現場から

知って活かそう!著作権―書・音楽・学校の現場から

という本について、以前、他 最近でたおもしろそうな書籍 - 言いたい放題で、
アメリカは方式主義? - Copy&Copyright Diary

知って活かそう!著作権―書・音楽・学校の現場からによると、アメリカは「方式主義」の国らしい。

アメリカでは、著作物を登録しないと著作権は発生しません。
(中略)
このように権利の発生間に登録などの手続を必要とする立法主義を「方式主義」といいます。(28ページ)

という指摘がされていることを紹介したが、発行元の日本評論社のホームページには、

・28頁
 12行目の文末に、「今日では、アメリカをはじめ多くの国が無方式主義になりました。」を挿入
http://www.nippyo.co.jp/seigo/tyosakuken.txt

と訂正がでていた。一応本人は気づいたようです。
他にもいろいろ訂正があるのだが、詳細は上記URLから。
ところで、同じく日本評論社のサイトによれば、

神谷信行
 かみやのぶゆき
【著者経歴】
1983年、弁護士登録(第一東京弁護士会所属)。
社団法人著作権情報センター主催「市民のための著作権セミナー」講師。
書道研究団体「鐵門会」特別会員(05年4月現在)
http://218.216.69.73/nippyo/writer/main.asp?No=677

あちらに書かれているけど、
こんな勘違いをしている人が弁護士で、かつ「市民のための著作権セミナー」講師だったなんて。
まぁ、日本の弁護士だから、アメリカ法を知らなくたっていいといえばいいし、
「市民」のための著作権セミナーだから、やはりアメリカ法を知らなくたっていいといえばいいのだが…。