韓国知財事情

ヨン様ら韓流スター、カバヤ食品に損害賠償訴訟
 【ソウル=中村勇一郎】韓国の人気俳優ペ・ヨンジュンさんやチェ・ジウさんら韓流スター5人が8日、菓子メーカーの「カバヤ食品」(岡山市)と輸入代理店、韓国の芸能プロダクションの3社を相手取り、「無断で販売促進用DVDにミュージックビデオを使用され、肖像権を侵害された」として、約9億5000万ウォン(約8500万円)の損害賠償を求める訴訟をソウル中央地裁に起こした。
 ペさんらは、ミュージックビデオの著作権は韓国のプロダクションにあることを認めたうえで、「4年以上前に歌の宣伝用に撮影されたもので、後に商品広告に使用されるとは考えていなかった」とし、「著作権と肖像権は別だ」と主張している。
 これに対しカバヤ食品は「プロダクションと正式に契約を交わしており、問題ないと考えている」と話している。
(読売新聞) - 11月8日18時53分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051108-00000011-yom-int

オールイン訴訟にしろ、権利者と管理者ないし許諾使用者との内紛的要素が強い。
特に本件では韓国の芸能プロダクションも訴えられているわけで。
著作権と肖像権は別だ」というのはいわゆるワンチャンス主義ということか。
これとは別のミュージックビデオ出演に関しての肖像権(パブリシティ権)を主張しているのだろうか?
ちなみに、ソウル中央地裁におこされた訴訟で、(特に対カバヤで)準拠法、裁判管轄も気になったりしているのだが。
報道からは事実関係がよくわらないのだが、興味をひく事件ではある。

参考記事
「オールイン」の韓国人原作者vs.NHK(2)
http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/20051106/1131207188