NHKの受信料徴収にみる反省のなさ

先日、みなさまのNHKから「放送受信料払込用紙在中」という郵便物が届いた。
内容物は、
・NHK受信料払い込みのお願い
・NHK新生プラン
口座振替依頼書/自動払込利用申込書
・放送受信料クレジットカード一時払いのご案内・申込書
である。
要するに「直近3ヶ月分の受信料を払って下さい」ということだ。


今まで筆者の世帯では、放送受信料は口座振替だった。
しかし、昨年の不祥事のときに解約した。対応に抗議し、説明を求めるためである。
それから1年余り、ずーっと担当者がお詫び兼徴収にくるのを待っていたが、先に来たのは請求書である。
同封の「新生プラン」には、「視聴者のみなさんの信頼を1日も早く回復して」とある。
しかし、NHKは本当に信頼回復する気があるのだろうか?甚だ疑問が残る。
そもそも、筆者の世帯が口座振替を解約した際、不祥事が原因であることをNHKに伝えているし、
そうでなくとも、その可能性があることは時期から明らかである。
そうだとすればまずするべきことは、きちんと訪問してお詫びし、説明することではないだろうか?
それにもかかわらず、「受信料収入の回復を図る」ことに専念してしまっているのである。
「新生プラン」の記述はこうである。

さまざまな改革を行い、視聴者のみなさんの信頼を1日も早く回復して受信料収入の回復を図り、財政の再建に取り組みます。
「NHK新生プラン」は、こうした決意をまとめたものです。

ここでは「視聴者のみなさんの信頼を1日も早く回復」することがまず重要だと宣言しているのである。
しかしながら、実際の行動はこのチラシとともに請求書を送りつける、というものなのである。
結局この決意は何ら履践されていないのである。
「NHK新生プラン」が単なる言葉だけで、実のないものであることを表しているといえよう。


信頼回復を図るというのであれば、まずきちんと今までのことの説明しに来るべきである。
それをせずに請求書だけを送りつけるのは、かえって信頼を失っていることに、NHKは気づくべきだろう。