公演での小説無断使用事件は和解。

もうちょっと前のことですが…。
公演での小説無断使用 - 言いたい放題の続き。

小説無断使用の訴訟で和解 脚本家伴一彦さんに謝罪
 テレビドラマの脚本家として知られる伴一彦さん(51)が、自著の短編小説を無断で俳優養成学校公演の脚本に使用されたとして、演出家の高橋いさをさんや学校経営者らに損害賠償などを求めた訴訟は、高橋さんが著作権侵害を認め謝罪することなどを条件に31日までに、東京地裁(設楽隆一裁判長)で和解した。
 和解条項はこのほか、(1)高橋さんらが謝罪金50万円を支払う(2)伴さんと高橋さんが連名で演劇雑誌に著作権保護の重要性を訴える意見広告を掲載する−など。
 伴さんは、高橋さんらが2002−03年に自ら講師を務める俳優養成学校などの公演で、伴さんの短編小説を一部変え無断使用したとして、計550万円の賠償などを求めていた。
共同通信) - 3月31日12時36分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060331-00000137-kyodo-ent

前回引用の記事には、

記者会見した伴さんは「高橋さんも作家であり、同じ作家としてきちんと話し合いたかったが、対応がすべて弁護士任せで、不誠実だったため訴訟に踏み切った」としている。

とある。このことからすれば、その後の対応で誠実さを感じたから和解に至ったということか。
「伴さんと高橋さんが連名で演劇雑誌に著作権保護の重要性を訴える意見広告を掲載する」というのが、
費用も分担なのか、高橋氏側全額負担なのかよくわからないが、単にお金の問題とするよりはいいなぁ、と思ったり。
俳優も中途半端ながら実演家の権利がありますし、それなりに著作権ということを考えていければいいように思います。
「など」って他には何があるんだろう…。