天体写真の著作物性

ワハマン第3彗星を撮影 石垣島天文台望遠鏡が成功 16年周期接近謎の彗星
 【石垣】石垣島天文台はこのほど、同天文台の九州最大の光学赤外線望遠鏡「むりかぶし」で、5月12日に地球に再接近する彗星(すいせい)「シュバスマン・ワハマン第三彗星」の撮影に成功した。
(以下、略)
琉球新報) - 5月1日10時12分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060501-00000008-ryu-oki
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-13287-storytopic-1.html

という記事(写真付)を見てふと思った。この写真に著作物性はあるのだろうか?
地球からある天体のみを被写体として写真を撮影した場合、どこからみても同じようにしか見えない。
構図も何もあったものではないと思うのである。そうだとすれば、天体写真には通常、著作物性が認められない。
もっとも、例えば月に雲がかかった写真などは前後する物体との関係で著作物性が認められることもあろう。
他方で、月食、日食は認められまい。星座の写真も同様である。
ただ、この前提で行くと、宇宙を自由に行きできる時代がくれば、単なる月の写真でも構図を考えることができよう。
なんとなく思ってみたことを書いてみたが、どうだろうか。

写真の著作物についての過去の参考記事
チンパンジーの書いた絵。 - 言いたい放題