政治介入問題…

なんだか、安倍氏vs朝日新聞社。NHKvs朝日新聞社になってしまっている。
当事者にとっては、朝日新聞の記事が真実かどうか重要だが、
今般のNHK問題として、
すでに書いたように安倍氏NHKが自認したこと事実からも
問題があるというべきなので、広い目でみると話がどんどん刷りかわっていっている。
そして、確かに、安倍氏の問題については積極的関与か消極的関与かという重大な相違があるが、
NHKにとってはそれは問題ではないのである。
NHK朝日新聞社にごちゃごちゃぬかすまえに、汝の身を浄めなさい。

高校生に薬蔓延の時代不思議ではないが…。

こういうことをするから、責任能力なき刑事未成年なのか?

偽札入手、使用 女子高生ら逮捕 奈良
 奈良県警捜査二課などは十八日までに、コンビニエンスストアなどで偽の旧一万円札を使用したとして、偽造通貨行使の疑いで三重県名張市に住む奈良県立高校一年の女子生徒(16)ら四人を逮捕した。女子生徒は「偽一万円札五枚を入手し、遊び仲間に配った」と供述。このうち四枚には二種類の記番号が記されていて、年末年始に奈良県外の神社などで見つかった偽一万円札の記番号と一致した。同課などは入手先などを調べている。
 調べによると、女子生徒は昨年十一月中旬に偽一万円札五枚を入手。同二十日夕に友人とともに名張市のコンビニでジュースなど二千百三十四円分を買った際と、同市の食料品店でスナック菓子百円分を買った際に偽一万円札を使用した疑い。同二十七日昼には、近鉄橿原神宮前駅構内で、遊び仲間三人に偽一万円札を「これ偽札やねん」と見せびらかし、一枚ずつ配った。
 逮捕されたのは女子高生のほか、同駅で偽一万円札をもらい、奈良県香芝市のコンビニで肉まんなど九百二十五円分を購入した高校一年の男子生徒(15)と男性工員(17)、大和郡山市内のゲームセンターで男子生徒と一緒に偽一万円札を両替した男性土木作業員(16)。
 女子生徒から偽一万円札をもらったが、焼き捨てるなどした高校生ら三人についても、同課は書類送検する。
産経新聞) - 1月19日3時7分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050119-00000020-san-soci

偽札は、受け取っただけでも罪になりうる。

(偽造通貨等収得)
刑法150条 行使の目的で、偽造又は変造の貨幣、紙幣又は銀行券を拾得した者は、
三年以下の懲役に処する。

ただし、「行使の目的」が必要である。
偽一万円札をもらったが、焼き捨てるなどした高校生ら三人が
悪友との友人関係もあって、受け取りそのものを拒めず、やむをえずに受け取ったのであれば、
「行使の目的」なく、不可罰ということになる。
書類送検したことからすれば、そうとまではいいきれなかったのだろうか?

追記
別の記事によると、逮捕されたから燃やしたようです。
書類送検は当然ですね。逮捕送検でもよかったかも知れません。


これだけ裾野が広いと根源に辿り着くには時間がかかるのかなぁ、と思いつつも、
この女子生徒の入手時期以外が明らかになっていない=警察が公表していないことからすれば、
犯人検挙も近いのかなと思ったりもする。
それにしても、偽札をコンビニで使うなんて、指紋ばっちり、映像ばっちり。
そのお陰で逮捕に至ったのだろうが、偽札使うような高校生はおつむが相当弱いようです。

やっとでてきた松尾武

<NHK問題>政治介入ない、朝日報道否定 当時放送総局長
 NHK番組「問われる戦時性暴力」をめぐる問題で、当時放送総局長だった松尾武NHK出版社長が19日、会見し、「(番組編集に)政治的圧力を感じたことはなく、政治介入があったとは全く思っていない」と語り、政治介入によって改変されたと指摘した朝日新聞の報道を否定した。
 朝日新聞が18日付朝刊で報じた特集記事では、取材に応じた「NHK幹部」が安倍晋三中川昭一衆院議員と番組放送前に面会し、「圧力と感じた」と語った、とされる。松尾氏は「『幹部』は私のこと。朝日の記者に確認した」と明らかにしたうえで、「朝日の記事は、『安倍氏とは会ったが、中川氏については記憶が定かでない』との私の発言をねじ曲げて書いたもの」と指摘した。
 また、松尾氏は記事中の自身の発言内容を否定したり、真意を説明しながら、「政治的圧力を感じなかった、と何度も繰り返したのに、なぜ逆の記事になったのか全く理解できない」と語った。さらに「誠実に取材に答えたつもりだが、このような誤報につながったことは極めて遺憾」として、朝日に謝罪と訂正を求めた。
 一方、内部告発した長井暁チーフプロデューサーについて、松尾氏は「憶測でものをいうジャーナリストとは何なのか。許せない」と強い調子で語った。【NHK問題取材班】
 ◇「正確に報じた」朝日が反論
 朝日新聞社広報部は同日夜、「2人の記者が松尾氏に会い、克明に取材した結果を正確に報じた。『わい曲』とする本日のNHKの記者会見に抗議する」とのコメントを出した。朝日新聞は取材に応じたNHK幹部の名前を匿名にしていたが、「本人が記者会見して明らかにしたため、名前を挙げた」としている。
毎日新聞) - 1月19日21時26分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050119-00000113-mai-soci

今さらでてきて「ありませんでした」なんて言ったところで遅いのだが、
ないなら、どうしてコンプライアンス推進委員会でその旨回答できなかったのか?
どいして、その旨、長井氏に伝えなかったのだろうか?
長井氏が彼の知る限りの事実からそのように考え、
その真相を探るべくまず内部調査を求めたにもかかわらず、
その真相究明をせず、彼に不信の念を強めさせたのはほかならぬNHK自身である。
彼はなにもいきなり告発と言う手段を採ったわけではないのである。
コンプライアンス推進委員会が機能しなかったことを棚にあげて、
ジャーナリストとあると同時にNHK内部の人間もある長井氏を
「憶測でものをいうジャーナリストとは何なのか。許せない」とは良く言えたものである。
君はどうして、面会した際に番組内容を説明したのだね?
話は「政治的圧力を感じ」たか否かと言う点や朝日新聞の報道姿勢にすりかえられつつあるが、
NHK問題としてみるとき、そんなことはどうでもいいのである。


「呼んだ/出向いた」「圧力を感じた/圧力を感じていない」も大事ではある。
しかし、私に言わせれば、長井氏が(この言い分を前提に)勘違いするような事態を招いた
やりとりの存在こそが、NHKの政治からの独立性という点で問題なのである。
すくなくとも長井氏は政治的圧力があったと感じているのだよ。
密室で放送内容についてやりとりをしたことが問題なのである。
さらにいえば、密室でそういう問題に触れておきながら証拠云々はナンセンスなのである。
安倍氏(もちろん他の政治家)も、NHK幹部も、そのことを肝に命じるべきである。


それから朝日新聞よ、もちろんあなた方の記事の信用性も大事だが、
NHK報道という意味ではそんなことはどうでもいいのだよ。
むしろきみたちのせいで、話がどんどんすりかわっているのだよ。
自己擁護も結構だが、なんとためのこの報道なのかももっと考えて報道せよ。


あいかわらず、NHKは言い訳コメントは次から次へと出してくるが、
改革の柱であるコンプライアンス推進委員会が機能しなかったことについての反省の弁は一向にでてこない。
NHKは密室でやりとに固執することで、本質から目を背けているとしか言えない。
これで改革とはよくもいえたものである。
こういう能無し幹部の集まりだから、今の体質があるのかと思えば納得なのだが、
だからこそ、幹部は総退陣するべきなのである。