〜スト決定!〜

ストは「予定通り」決定しました。
ストは避けた方がいい、というのはおそらくほとんどの人が
思っていることでしょう。
この原稿、会見を生で聞きながら書いているわけですが、
筆者自身は選手会に賛成です。(以下、そのつもりで)

さて、ストは選手会が最終決定していますが、そうさせたのは、組織側である。
それをとめる妥協点、それは来年度からの参入に向けての努力だったと思われる。
これが、なぜそれができないだろうか?

組織側の瀬戸山ロッテ代表の話をきくと、以前よりずっと態度は改まっている。
結果的に回避できず。延長したけど、回避できず。
あれは組織の揺さぶりだったのか?って感じです。
夕方のフジテレビで木村太郎氏は労働争議のプロをつけた方が良いとおっしゃられた。
しかし、プロ野球のストは必ずしも世間のストと環境が同じではない。
私は、組織の側が一般会社のスト(特に鉄道)を参考にし、
スト回避の見通しが甘かったのではないか?と思っている。

ところで、法的な話は以前に書いた。
結局、根来コミッショナーは、高裁判決を本当に理解したのか?
いまだ、瀬戸山代表のコメントは選手会労働組合性に疑問があるような言い方だったし、
すべて経営事項みたいなことも言っていた。
よくあそこまでいいきれたものだ?と思うだが…
そのような認識で会議をひらいていたのであれば、
逆に不当労働行為ですよ?って高裁にいわれたんですよ!?
根来さんは辞めて当然だし、彼の存在ゆえに高裁が差止めの必要性はないと言ったに、
何もしなかった。できなかった。
高裁判決を前提にする限りでは、組織側に全面的な否がある!

あの瀬戸山代表のコメントは何だったんだ?
午後5時から、4時間延長してあのコメントは?
あとでもめたときに組織側の「労働組合」を相手とした
「交渉態度」としてかえって不利益ではないか?と思う。
ファンの組織側への支持を得る為にいろいろ配慮したつもりとは思われるが、
あれで、選手会のストを非難する人が増えるだろうか?
(長期化すれば別論だが、)あれで今、世論の得れるかが見どころと思う。

チケット持っている人は残念だが、
明日、明後日のプロ野球より来年、再来年のプロ野球である。
私は、法律的な問題も、社会的な問題としても、
選手会を支持したい。

それぞれのコメントがそれぞれのサイトに掲載されています。
日本プロフェッショナル野球組織
 http://www.npb.or.jp/news20040917/index.html
日本プロ野球選手会
 http://jpbpa.net/news/release/news20040917_1.htm