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石原都知事の発言誤報、TBS社員4人を異例の送検
 TBSが昨年11月に放送した情報番組「サンデーモーニング」の中で、石原慎太郎東京都知事の発言について字幕を誤って放送した問題で、警視庁捜査2課は14日、番組制作にかかわったプロデューサーら同社社員4人を名誉棄損の疑いで東京地検書類送検した。
 放送内容の誤報で番組関係者が書類送検されるのは極めて異例。
 調べなどによると、4人は昨年11月2日の番組で、石原知事が日韓併合について「100パーセント正当化するつもりはない」と述べた発言に、「正当化するつもりだ」と誤って字幕をつけて放送し、石原知事の名誉を傷つけた疑い。
 TBSは3日後に別の情報番組で放送内容を訂正、謝罪したが、石原知事は「悪質なねつ造の意図を感じざるを得ない」などとして今年2月、名誉棄損容疑で警視庁に告訴していた。
 TBS広報部の話「捜査途上なので具体的なコメントは控えたいが、これまで意図的なねつ造はなかったことを捜査当局に説明してきている。今後も捜査には全面協力する」
(読売新聞) - 12月14日21時13分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041214-00000012-yom-soci

そもそも名誉毀損の故意があるのか?という疑問があるけど、
仮に「悪質なねつ造」であるなら、故意どころか「現実的悪意の法理」でも
違法性が認められる場面…
客観的に誤りであることは争いないから、民事上違法っていってもいいんだろうけど、
公人と報道機関の争いを刑事法廷にもちこむのに違和感を覚えるのは、
表現の自由重視の松井茂記教授の悪?影響を受け過ぎだろうか?

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