NHKに言いたい!

NHKに言いたい!を録画して見た。
海老沢会長による改革を支持する声もあったが、無理だと思う。
意見の大半はすぐにやめて、別の人が改革するというもの、もしくは、
改革してからやめるかのどっちかだったと思う。
私は、前者で考えるべきではないだろうか?
もうすでに改革の時間はあった。
一区切りついたといってよいのではないだろうか?だか辞めるべきである。
もし、まだだと言うなら「まだ改革できてないこと」を理由に辞めるべきである。
さらに海老沢会長は自分の不手際を認めた。
彼の不手際でこのような事態になったのである。その点どのように考えるのか?
そこまで自分で改革したいのであれば、まず、これまでの不手際の処分として、
減給100%3月まで、そして、3月末をもって、デッドラインとして、改革し、
それを視聴者に提示するというのはどうか?
できてもできなくてもそこで終わりである。
もちろん、退職金は全額辞退していただこう。これでどうだね?海老沢くん。
ちなみに、彼は国会での参考人招致は、議事録で調べたらわかるし、
とかいう、マスコミの存在意義を一部否定するかのような発言をしてました。
で、その議事録には、

第160回国会 総務委員会 第3号(平成16年9月9日(木曜日))
○海老沢参考人 私は、この七年間、当委員会を初めいろいろな場で、これからの新しい時代を迎えてNHKは視聴者・国民の信頼と期待にこたえなきゃならない……(横光委員「認識があるかどうかだけでいいです」と呼ぶ)でありますけれども、そういう面で、できるだけ説明責任を果たし、いろいろな情報を公開していく。そのために、改革と実行、公開と参加という経営理念を掲げてやってきているわけであります。
 そういう面で、隠ぺい体質にならないように努力したわけでありますが、今回、このような不祥事を起こして、改めておわびするわけでありますけれども、我々は、今後とも、そういう隠ぺい体質と言われないように、できるだけ公開をし、そして、いろいろな視聴者の参加をいただきながら、国民とともに歩むNHKにしていきたい。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/009416020040909003.htmより

だそうですが、「隠ぺい体質にならないように努力した」の?
この中継すら、「隠ぺい体質」だ批判されているところであるわけで、
結局自分「隠ぺい体質」でないと思っているところに根の深さがあるわけです。
それを理解できていない時点で失格ですね。

さて、「NHKに言いたい!」の視聴率は意外に低かったわけだが、
まぁ、見ても見なくてもという感じだろうか。見た人はある期待をもってみたのだろうが、
それも裏切られたわけで、結果と言えば見なくて正解だろうか。
個人的には、
堀部政男がダメダメだったこととか、
海老沢勝二の頭のわるさとか、
どこぞの制作会社の受信料は義務ではなく権利だ論とか、
いろいろおもしろかったんだけど、
結局、堀部ほか委員会が海老沢を解任しなかった理由は何だったろう…
NHKに積極的な意義があると考えるならば、
受信料は支払うべきなんだろうけど、それでも「保留」すればいいと思う。
海老沢体制では公平公正な放送は期待できないんだから…(自分で認めたし…)
ちなみに、受信料については、
http://www.nhk.or.jp/eigyo/know/know_nande.html参照。

ついでに今回の件とは関係ないが、
受信相談の電話(メール不可)の通信費は相談者負担らしい。
http://www.nhk.or.jp/res/tvres4/h41000.htm
0570ではじめる市内通話料だが、なんで視聴者負担なん?
しかもナンバーディスプレイらしい。
受信料払って、受信障害がある場合には、電話代も負担させるとは、
たいした殿様商売である。