岩隈問題解決

無事岩隈の金銭トレードが決まったわけだが、
わけのわからないことをいう人がいる。

ノムさんが岩隈、選手会を糾弾 「ワガママ許すと秩序保てない」
 社会人野球・シダックス野村克也GM兼監督(69)が22日、都内でオリックスでのプレーを拒否して楽天入りが決まった岩隈久志投手(23)を「ワガママ」と糾弾した。選手会にも批判の矢を放ち、頻発する不祥事を防ぐため人間教育の重要性をあらためて説いた。
 野村監督はこの日、都内のホテルで行われた社会人野球のベストナインの表彰式に出席し、岩隈問題を斬った。「けしからんよ。契約は、ハンコを押したら自由も選択権もない。プロというのはそういう世界。野球はルールに従ってやるもの。ワガママを許しちゃ、秩序は保てない」
 だが、岩隈を応援する選手会に対しても、知将は冷や水を浴びせかけた。9月23日の協議交渉委員会の席上、オリックスの小泉球団社長が「選手の意思を尊重する」と発言したことを盾に、移籍の正当性を訴えたことに「文書に残っていなければ、それはルールと言えない。選手会が後押しなんて、とんでもない」とした。さらに岩隈の主張が通れば“前例”となり、選手誰もが「あそこがイイ、ここはイヤ」と希望を出すだろう。それでは球界が無秩序になるとみた。
 そして、名将は岩隈問題の根本を「人間教育の欠如」と厳しく糾弾した。「人間教育、社会人教育が欠けているからこうなるんや。ルールを守るのは、人間の最低条件だ」亜大の集団痴漢事件など、師走の球界は暗い話題が続出している。「根は一緒。スポーツマンなら、ルールに従うのが一番大事」心身ともに充実したプレーで魅せてほしいとの願いがある。
(スポーツ報知) - 12月23日12時0分更新

岩隈の発言が「ワガママ」だとしても、
今回に限って言えば許される「ワガママ」なのである。
それは、なぜか、オリックス側の言い分こそが(それ以上の)「ワガママ」だからである。
選手に人間教育の必要だという考えを否定する者ではないが、
今回の騒動を見る限り人間教育が必要なのはオリックス小泉球団社長ではないだろうか?

そもそも、
「文書に残っていなければ、それはルールと言えない。選手会が後押しなんて、とんでもない」
という発言自体がとんでもない発言である。
口約束も約束である。書面が残っていないことは証拠上の問題にすぎないのである。
このような前例を悪いと言うのであれば、約束しなければいいだけである。
今回の約束は近鉄オリックスの合併に伴うものである。
通常の過程で生じるものではないことを認識すべきである。
そもそも、「契約は、ハンコを押したら自由も選択権もない。」
目的語がないからよくわからんが、自由がないのは問題ですよ。

今朝の読賣テレビで川勝幸三氏も同旨の発言をしていた。
岩隈の「ワガママ」は単なる「ワガママ」ではない。
それなら、とりあえず建設的に合併時のルール作りでも提案してはどうだね?
そもそも今回の事件は合併時のルールがあいまいだったからだよ。
まぁ、作ろうとしたら、選手会が反対するかもしれないけどね。
でもそのルールに球団が減少する合併については、
新球団を積極的に参入させることとかすればいいわけだし。

プロ野球OBも含めて人間教育が必要のようです。