じゃなくて偽硬貨。
偽500円玉、福岡で5枚…1万5千枚を鑑定へ
財務省は3日、偽造された新500円硬貨5枚が福岡県内の郵便局の現金自動預け払い機(ATM)で見つかったと発表した。
これを含め、東京、熊本県、福岡県の1都2県の郵便局で合わせて偽造の可能性がある500円硬貨1万5565枚が見つかり、鑑定を進めている。このうち、特に疑わしい硬貨は5583枚にのぼるという。これらが偽造硬貨と判明すれば、新500円硬貨としてはこれまでに例のない大量偽造となる。
日本郵政公社は1月27日に福岡で偽造とみられる硬貨が見つかったため、取引実態を調べたところ、1月22日から27日にかけて、1都2県の郵便局の複数の口座に大量の500円硬貨がATMで入金され、すぐに別の郵便局で紙幣で引き出されていたことが分かった。通常では考えられない頻度と量で硬貨による入金がされていた「疑わしい口座」の取引を停止して、調査している。
造幣局が正式に偽造硬貨と判定した5枚は、いずれも「平成13年」で、本物より光沢がない。「500」の2つの「0」の中に「500円」の文字が浮かび上がる「潜像(せんぞう)」は不鮮明。
材質は本物と同じ、銅、ニッケル、亜鉛の合金だが、成分の割合は異なる。これらは、2004年に中国からの国際郵便物の中から見つかったものと同型だった。
(読売新聞) - 2月3日14時45分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050203-00000004-yom-soci
500円硬貨1万5565枚、778万2500円也。
郵政公社のATMをとおるくらいだし、紙幣よりも偽造が困難なことからすれば、
たくさん見つかってのは、コストパフォーマンスとしても当然のことと思われる。
さて、すでに「疑わしい口座」の取引が停止されているそうだが、
これが犯人関係者の口座といえば、疑わしい。
硬貨偽造するほどの組織でありながら、足がつく口座を用いるわけがないと思うのである。
さらにいえば、防犯カメラにそれなりの映像も残っているのではないだろうか?
振り込め詐欺だって、犯人の映像は引き出しの際にとられているだろうにもかかわらず、
捕まっていないことからすれば、どれだけの意味があるのかわからないが、
犯人への端緒はたくさんあるだろうから、捜査当局には是非とも頑張っていただきたいと思う。
ちなみに、
ATMでの硬貨のお取扱いの停止について(2月3日)(郵便貯金ホームページ)
http://www.japanpost.jp/pressrelease/japanese/kawase/050203j302.html
東京都、福岡県及び熊本県に所在する郵便局のATMで硬貨の取扱いが当分の間停止されるそうです。
犯人の拠点がどこにあるのかわかりませんが、隣接県に行けば終わりですよね。
防犯と言う意味ではどれだけ効果があるのか、わかりません。
隣接県でもう一度犯行させて、証拠でも得ようと考えているのでしょうか?
どれだけ機械を通るのかわかりませんが、これも暗がりとかでは分からない可能性大でしょうから、
注意が必要でしょう。紙幣ほどの損害にはならないでしょうが…。