「2月9日大阪市労働組合連合会(市労連)との交渉の要旨」公表

http://www.city.osaka.jp/soumu/topics/kumiai/rouren/050209.htm
に「2月9日大阪市労働組合連合会(市労連)との交渉の要旨」が公表されています。
後半部分の市と組合のやりとりにおける市の官僚的答弁がおもしろい。
正確にいえば、答弁になっていないのだが…。

(組合)    現場で働いている組合員・職員がいる。それが廃止だとどういうことになるのか。総務局として現場はどうなっているか、を事情聴取したのか、してないのか。
(市)    職場の実態あるいは国からのいろいろな指導については、我々平素から絶えずそれを念頭に議論をしていくということを心がけているつもりであるが、今回、職場実態、あるいは国の指導、あるいは市民の見方、あるいは改革委員会での方向性、こういったものを総合的に勘案して、今回この制度については見直しをお願いしたいとして提案を申し上げている。
(組合)    事実関係だけ言ってくれればいい。いつ水道に対して、交通に対して、職場実態の調査をやったのですか。やってないのならやっていないと言えばいいではないか。やったのか、それだけを聞いているだけである。
(市)    それぞれの職場でそれぞれ管理監督者がおり、日々その管理監督者が職場の実態については絶えず判断をしているものと考えている。
(組合)    改革委員会に出ていたあなたはどうだったのですか、と聞いている。
(市)    それについては、各任命権者から改革委員会に対して説明を行っている。
(組合)    どのような実態を把握しているのか。正直にやっていないのならやっていないと言えばいいではないか。文書はあるのか、公文書が。
(市)    我々は先ほどから申し上げているように…。
(組合)    気持ちの問題を言っているのではない、事実の問題を言ってほしい。公文書はあるのか、今回調査した公文書はあるのか。
(市)    今回廃止の見直しを提案させていただいているので、十分議論していきたい。
(組合)    聞いていることに答えよ。調査をしたのか、その事実があったかなかったかを聞いているだけである。公文書で調査をするのが当たり前である、それを明らかにせよ。総合的に勘案したというその総合的とは何か。結局調査をしなかったということではないか。
(市)    日常、毎日毎日仕事をしていただいているので、それぞれの職場の管理監督者はそういった実態については把握している。
(組合)    事実関係だけでかまわない。聞いたのか聞かなかったのかそれだけ答えてくれればよい。このような問題は、厳密にやった方がいいのではないか。労働条件について何も聞かずに勝手にやるのか。それが誠心誠意か。総務省の指導といっているが、誰から誰に指導があったのか。総務省の誰が大阪市の誰に対して言ったのか。この時に他にも指摘されている事項があるはずである。なぜこれだけになったのか。指導の中身を組合員に説明せよ。それが透明性につながる。透明性を高めようと思えば説明責任を果たさなければならない。事実経過だけを聞いているのである。総務省の指導はいったい何だったのか、答弁書を出せ。そうでないと結論ありきと言われる。透明性を高めていくと言ったではないか。透明性を高めようと思えば説明責任を果たさなければならない。

市は市民の後押しがあるからかなり強引ですね。
だからこそ、きちんと納得のいく説明手順をとり、質問きちんと説明したではないか…
労組は何をごちゃごちゃ言ってるのだね?とやらないと。
Yes/Noの質問にそれ以外で答えちゃダメだよ。
言っておくけど、今は労組がかなり悪者だけど、何も労組だけが悪いんじゃないんだよ。
両者一体となってつくりあげてきたんだから。
結論ありきでもいいじゃないですか?とりあえずは、質問にきちんと答えましょうよ。
市側の回答者は総務局長ですか?掲載された議事録から推察すると。

(組合)    局長答弁を全く理解したわけではないが、いずれにしても細かい問題だけではないので、検討委員会の中でもう少し具体の説明をお願いしたい。
※上の文脈とは関係ありません。

総務局長の国語力ってたいしたことないのね。
まぁ、大阪市の総務局長に限らず公務員にはそういう傾向がかなりあって、
民主主義に反する公務員なんですけどね。
納得するかどうかは別として、説明はきちんとしておきましょう。それが大事なんです。