登録商標一覧？
こんな質問があった。
登録商標一覧…
一覧にしたらえらいことになるし（数万件とかあるわけだし）、そんなサイトないのでは？
と思っていたら回答がどんどんついていく。
へぇ〜そんなんあるんだ、と思っていたら、電子図書館の検索システムが回答だった。がっくり。
この質問文から検索システムを回答するのは、回答ではないような気もするけど、
質問者の求めたいたものを推察して回答するという意味ではみなさん優秀。
質問者は一覧を知りたい。
→なぜ一覧が必要か？
→きっとある文字列が商標かどうかを知りたいに違いない
→とすれば、検索システムで十分だ
→（検索システムはしってます、という予防線もない）
→回答「一覧はないけど、検索システムはあります」
という思考経過でしょうか？
質問者さんはあんまりこういう系にくわしくい人というところからはじまっていろいろ考える。
私なんかはどうしても、検索システムが知りたいなら端的にそう聞くはずだ、と思ってしまうので、
ちょっと意外な結末だったかなぁ、と。
でも、これで成り立つから実際に回答になっていない！と質問者に言われることもあるわけで、
予防線はって質問している人もいるわけだけど（検索システム不可、とか「ありません」不可とか）、
こういう書き込み型質問に文章で回答することの難しいところ。
もっとも、検索システムの使い方によっては部分的一覧(それは一覧か？)は出力できるので、
それはそれでいいのかな？
それにしても、この質問者さん、登録商標っていくつくらいだと思っていたのだろう…。
かくいう筆者も数字まではわからない、ということで調べてみました。
2003年の現存件数（登録商標数）は1,775,352件。
http://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/nenji/nenpou2004_index.htm
第２章 主要統計(１６)現存権利関係統計表による
http://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/nenji/nenpou2004_pdf/toukei/02-16-01.pdf
数万件どころではありませんでした。
本当に一覧にしたら、商標名だけでもすごい量ですね。
ちなみに、質問者さんは「コピーライターのかたも使っているなら、保証をいただいたようで安心」
だそうですが、特許庁の電子図書館は、商標を所管しているところのものなので、
「はてな」でどこの誰だかわからない人に聞くよりは、断然信用できると思います。
商標について知りたい人の「いろは」の「い」のホームページ。
商標は登録制知的財産権のなかで国民とっても身近なものなのに、まだまだこのサイトの認知度は低いようです。
