人事通信社

http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/20050405/#1112695242の続き。
昨日読売サイトで「人事通信」記事検索したときはかからなかったんだけどなぁ…。
あ、今もかからないや。直接osakaトップから見ないといけないのかな?
今となって簡単にはたどりつかない…勝谷氏の日記で知った次第。

東京ではおそらく報じられておらずそれこそメディアの怠慢にほかならないのだが先日書いた人事通信社なる怪しい会社と大阪市の癒着についてはこちらでは読売新聞が大きく報じた。http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20050408p201.htm。書いてくれるのは嬉しいけれど<7日わかった>はないだろう。どうしてわかったのさ。<5日に勝谷誠彦朝日放送の番組『ムーブ!』で登記簿を振り回して市議会幹部に詰め寄ってわかった>だろう(笑)。いえいえいいんですよ。プライドのお高い記者クラブの方々のご機嫌もとりながら市を追い詰めていくしかないんだから仲よくしましょうね。<わかっていたけど記者クラブのなあなあの中でこれまで書かなかった>と書けとまでは言わないからさ。どはははは。
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20050409

せっかくの記事もこんなんでは…。
検索にかからない場合、場合によっては紙媒体の記事よりも探しにくいわけで、
今回のこの記事はその典型例。読売さん、もうちょっと考えて下さい。
個人的には5日夕方に勝谷氏がテレビで喋ったことが読売新聞には7日までわからなかったことがどうかと思うが…。
どうせ記事にするなら、もう少し早く記事化すればよかったのに…と思うわけです。
記事にしないよりはいいけどさ。

自治体人事情報紙、社長は大阪市元局長…異動予想的中
 大阪府大阪市など、関西の自治体の人事情報を売り物に役所や民間企業で購読されている専門紙「人事通信」の発行元「人事通信社」(大阪市北区)の社長に元同市総務局長が就任、株主には同市の元市長や現職助役、府副知事らが名を連ねていることが7日、わかった。社長は紙面で、今春の市幹部人事の予想などを自ら執筆し、ほとんどが“的中”。購読料を公費で支払っているケースもあるといい「役所の丸抱えの情報紙。内部情報も漏れているのでは」などと、その不透明さに疑問の声があがっている。
 「人事通信」は1956年の創刊で、現在は毎週1回、20ページ前後のタブロイド紙5500部(公称)を発行。大阪府大阪市兵庫県京都府の異動の予想、中央省庁や民間企業が公表した人事などを掲載している。
 1部あたり年1万5000円の契約で、関西の役所の各部局や民間企業などが購読。大阪市幹部らは「よその役所の人事情報なども確度が高く、役立つ。購読料は無料だったり、部課長が私費で払っていたり。中には公費から支出している部署もある」と話す。
 3月末発行の紙面では、大阪市の局長、部長級人事などを予想。今月1日に発令された異動では、ほとんどが記事の通りになった。
 同社は資本金1000万円、株主は大島靖・元同市長、土崎敏夫助役、梶本徳彦副知事ら28人で従業員十数人。大阪府兵庫県の幹部職員録も刊行している。
 社長は大西凱人氏で、同市の総務局長や第3セクター社長を務めた後、先代社長(故人)に請われて昨年8月に就任。同市の人事予想記事も自ら書いたと言い「かつての後輩や部下を訪ねるなど、足を使って取材した結果で、事前に資料をもらったことはない」と説明している。
 また、同社の株を所有している土崎助役は「歴代の市長や助役が先代社長との関係で所有していた株を引き継ぎ、付き合いで持っているだけ。額面は10万円で、配当もない。人事情報を漏らすようなことは一切あり得ない」としている。
(04/08 09:25)
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20050408p201.htm

テレビではよくわからかった実態もこうやって記事になるとよくわかる。
一文目後半部分では「ムーブ」をうけて、ここでも書きました。
「同社は資本金1000万円、…」の文も同社サイトをみればわかることをまとめただけ。
ちなみに、この記事は「社長は大西凱人氏で、同市の総務局長や第3セクター社長を務めた後」とさらっと書いているが、
勝谷氏が憤っていたように大阪市三セク破綻のS級戦犯である。
読売ではそのことは本件記事のなかではそれほど重要でないとして捨象したのだろうか…。


ということで、読売新聞の取材の成果はどこにあるかというと、

大阪市幹部らは「よその役所の人事情報なども確度が高く、役立つ。購読料は無料だったり、部課長が私費で払っていたり。中には公費から支出している部署もある」と話す。

>>「かつての後輩や部下を訪ねるなど、足を使って取材した結果で、事前に資料をもらったことはない」と説明している。