知的財産判例集発売！

知的財産判例集が発売されます。
(掲載時刻現在、発売前でamazonではまだ購入できないようです…予約制度とかないのね…)
＜追記：現在注文可能です＞

知的財産法判例集

書　　名　　知的財産法判例集
キャッチフレーズ 　初の本格的判例集！
著訳編者　　大渕哲也，　　茶園成樹，　　平嶋竜太，　　　蘆立順美，　　　横山久芳／著
著者紹介　　東京大学教授，大阪大学教授，筑波大学助教授，東北大学助教授，学習院大学助教授
発売予定　　５月13日
判型、頁数　Ａ５判並製カバー付，360
予　　価　　予価 2800 円（税込 2940 円）
ISBNコード　4-641-14349-8
備　　考 　
解　　説
実務の世界で判例の理解が不可欠であることはもちろんであるが，ロースクール時代を迎え，学部・法科大学院での知的財産法学習においても，判例の重要性が改めて認識されている。特許法・著作権法をはじめ「知的財産法」全分野をフォローする初の判例集，ついに刊行！
目　　次
第１章　特許法（60件）
第２章　意匠法（５件）
第３章　商標法（30件）
第４章　不正競争防止法（30件）
第５章　著作権法（60件）
第６章　その他知的財産法――種苗法・半導体集積回路法・パブリシティ権等（５件）
第７章　渉外関係（10件）
　◎要旨収録判例数合計約200件。その他の判例にも多数言及！
（有斐閣ホームページより）

著作権も特許権と同等の60件扱われているということで、どういう出来なのか、非常に気になります。
知的財産の分野は他の分野より実務先行、学者後追い感が強いように思います。
でも、実は著作権なんかくわしく研究してしまうと欠陥がいっぱいあって、
それこそ書き方に苦慮するのではないか？という疑問はなくもありません。
特許権、著作権については、それぞれ「特許判例百選　第3版」、「著作権判例百選　第3版」があるので、
それより新しいもの中心に掲載されているといいのですが…。

なお、少し前には青山紘一編『知的財産法基本判例ガイド知的財産判例集』（朝倉書店,2005）も発売されています。

千葉大 青山紘一編
ISBN4-254-55000-6　C3032　Ａ５判　264頁　定価3,675円（税込）　2005年5月刊
特許法・著作権法・不正競争防止法・商標法・意匠法・実用新案法等に関する120余の重要判例を収録。各事件の概要・判旨・要点につき，各分野の専門家がコンパクトに解説。充実した文献データで知財法学習を「ガイド」する座右の1冊。
（朝倉書店ホームページより）
http://www.asakura.co.jp/cgi-bin/ncommerce3/ProductDisplay?prrfnbr=499223&prmenbr=277&CGRY_NUM=

配分などはわかりませんが、合計数では残念ながら有斐閣のものに劣ってしまっているようです。
質は見比べないとなんともいえません。

知的財産法基本判例ガイド

なお、最近の知財六法としては、

知的財産権六法〈平成17年版〉

平成16年改正 知的財産権法文集―平成17年4月1日施行版