著作権関連書籍

http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/20050507/1115402291で触れた

著作権とは何か ―文化と創造のゆくえ (集英社新書)

著作権とは何か ―文化と創造のゆくえ (集英社新書)

内容が気になっていたのですが、こんなコメントがありました。

集英社新書著作権の本が出た。
新書と言うことなので、どうせたいしたこと無いだろうと思って読みはじめたのですが、侮っていました。
これはとても良い本です。
「はじめに」で著作権についての著者のスタンスを提示したあとで、著作権について考えるための題材を提示して、読んでいる人に「あなたはどう考えますか?」と問いかけています。
取り上げられる題材も、実際に裁判で争われた「記念樹」や「パロディ・モンタージュ写真」、「脱・ゴーマニズム宣言」、裁判にはならなかったけど一部で話題になった「ライオン・キング」などなど、親しみやすい題材が多いので、読む人の著作権についての問題意識を喚起すると思います。
著作権の条文についての解説は少ないですが、著作権について問題意識を持っている人、著作権について色々と考えていきたいと思っている人には是非とも読んでもらいたいです。
著作権の条文について勉強したい人も、本書を読んでから他の解説書を読むと、条文についての理解が深まるのではないでしょうか。
本書のように、問題意識を喚起する本が、新書という多くの人に読まれやすい形で出版されたことは、とても意義があると思います。
是非とも本書を読んでください。
そして皆で著作権について考えていきましょう。


お勧めの入門書 - Copy&Copyright Diary

新書は安いので手を出しやすいのですが、それでも現物も見ずに買うのはかなり躊躇します。
具体的な事件についての説明のようなので、どう説明されているのかを含めてかなり面白そうです。
筆者的には「録画ネット事件」があったら面白いかな、という感じですが、どうなんでしょう?


ちなみにこの福井健策氏、明日開催の「市民のための著作権講座事務局」の講師をされます。

開催日時:  平成17年5月20日(金) 10:25〜15:40
会   場: 難波別院御堂会館
講   師: 半田 正夫氏(青山学院大学前学長)
       福井 健策氏(弁護士・ニューヨーク州弁護士)
http://www.cric.or.jp/news/news.html#02

詳しくは上記リンクから著作権情報センターのサイトを。


この紹介を読む限りは、とても購入へ向けて背中を後押しされた感じがします。
これ一冊だと送料がかかるけど他の本と抱合せて買ってみようか。
そういえば

が出た。かつての

マルチメディア社会の著作権 (Keio UP選書)

マルチメディア社会の著作権 (Keio UP選書)

は図書館で借りて興味深かったので古本で手にしたのが、今度のはどうだろうか。
タイトル的には面白そうなのだが…。
かなぁ?と思うのだが、少し高いのでどうしようと感じ。
なんか聞いたことあるようなタイトルと思ったらこれか…。

現代社会と著作権 (放送大学教材)

現代社会と著作権 (放送大学教材)

どこかに簡単な紹介記事ないかなぁ。