イニシャルトークでもダメ?

叶姉妹岡田美里を名誉棄損で訴えた!
 テレビ番組のイニシャルトークで名誉を棄損されたとして、叶姉妹がタレント岡田美里(みり=44)を訴えていたことが分かった。関係者によると、6月に放送された関西テレビ快傑えみちゃんねる」(関西ローカル)で、岡田が「夫を誘惑された」などと発言。その際に「大物姉妹」「K・M」「K・K」など、叶姉妹を連想させる発言が飛び出した。姉妹は8月、計1100万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴。きょう20日に同地裁で、双方の代理人が出席して弁論準備が行われる。
 問題となった場面は、6月27日に放送された。岡田はゲストとして出演。司会の上沼恵美子が、01年に堺正章と離婚した岡田が03年にスポーツアドバイザー柳沼則夫氏と再婚したことを紹介。続けて「ダンナさん、超二枚目なんですよね。大物姉妹の『K・M』に誘惑されそうになったのよね」と話を振った。すると、岡田は「(帰宅した)彼が『今、声掛けられちゃったんだよね』って。外車がヒューッてとまって、あの声で『ちょっと遊びません? 』って」と語り、はしゃぎ気味に実名を口にしたが、この部分は放送ではカットされた。
 イニシャルでの発言が裁判に持ち込まれるのは、極めて珍しい。白鴎大大学院法務研究科の土本武司教授は「まず、イニシャルで人物が特定されるかどうかを検証し、その後、名誉棄損に当たるかどうか確認することになるので、相当(裁判官が)苦労するのではないか」と話している。
(日刊スポーツ) - 10月20日9時42分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051020-00000009-nks-ent

土本武司教授がいうようにまず、そのイニシャルが誰であるのか特定できる必要があるでしょう。
大物“姉妹”『K・M』という時点でかなりその可能性は強いと思います。
筆者は、テレビでの芸能イニシャルトークで、誰だか容易にわかるものについては、
イニシャルにする理由は番組構成上の演出だと理解しています。
実名を言っても面白くないから秘密の情報だと付加価値をつけて言うだけのことと考えています。
名誉毀損ということからすれば、誰だかわかるイニシャルトークは実名と同じことでしょう。
もっとも、名誉毀損が成立するかどうかは別の話。
本人が名誉毀損だと思っても、一般人の判断をもとに社会的評価が低下したかどうかが問題です。
ただ、この要件はあってないようなもので、ほとんどの場合容易にクリアされてしまうわけですが…
報道番組なら名誉毀損だけど、バラエティーだからそうではないという議論もあるようですが、
バラエティーだから誰も(一般人は)信じず名誉毀損とならない、ということはないように思います。
某東京のスポーツ紙だから信じないという議論もあり、これはかなり頷けますが、
必ずしこれとバラエティ番組を同列に扱えないように思います。
タレントに対してどの程度の発言で名誉毀損になるのか、記事で伝えられているとこっろなどを参考に、
ふか〜くいろいろ考えてみると面白いのですが…