保護期間延長?

保護期間延長を首相に訴える - Copy&Copyright Diaryに、

なお、著作権保護期間の延長を訴えているのが、エルビス・プレスリーの娘さんとオノ・ヨーコ氏であると言うところに注目したい。保護期間が延長されて利益を得るのが、著作者本人ではなくてその遺族であること、と同時に、保護期間を延長しても、新たな著作物が創作されるわけではないということを、とても分かりやすく示している。

という指摘があった。
確かに、著作権延長論に関して、せめて創作者が延長してくれないと創作意欲がわかないといってくれないと、と思う。
著作権保護強化論の多くは、こういった既得権益を手にした人の既得権益保護のためになされていることが多いわけで、
遺された著作権で生活しているなら著作権とは何か、もうちょっときちんと理解してほしいものです。
特にこういう活動をするのであれば、なおさらのように思います。


ところで、上記記述のもとになった記事。

プレスリーのスカーフに首相ご満悦 「格好いいねえ」
2006年04月11日22時50分
 小泉首相は11日、音楽出版社協会渡辺美佐名誉会長らと首相官邸で懇談し、エルビス・プレスリーの娘リサ・マリーさんと、オノ・ヨーコさんの手紙を受け取った。
 2人の手紙は、作者の死後50年に限っている著作権の期限を、死後70年まで延長するよう求めたもの。首相は、渡辺名誉会長らに「関係部署で検討する」と答えた。
 首相はプレスリーの大ファン。リサ・マリーさんから、プレスリーのスカーフや写真入りの額も贈られ、「格好いいねえ、やっぱり」と相好を崩した。
http://www.asahi.com/national/update/0411/TKY200604110379.html

リサ・マリーさんに贈賄罪が成立するか。小泉首相に受託収賄罪が成立するか?
論点としていろいろ考えてみると、それはそれでおもしろいような気がします。