憲法

政治家のいう憲法

民主、世襲立候補制限を確認 企業・団体献金禁止「5年以内に」 4月23日23時17分配信 産経新聞 (略) 麻生太郎首相は23日夜、民主党が世襲制限を次期衆院選の政権公約に盛り込む方針を決めたことについて「各党でいろいろ議論するのは良いことだ」としな…

じゃあ、上告を受理しなかった最高裁第三小法廷の裁判官はバカと書いたらこれも名誉毀損になるの?

「バカ市長」は名誉棄損 最高裁で確定 7月15日16時43分配信 産経新聞 滋賀県彦根市の獅山向洋市長が週刊新潮の内容で名誉を傷つけられたとして、同誌を発行する新潮社に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(藤田宙靖裁判長)は15日、双方の上告を受…

メモ 表現の自由とプライバシー―憲法・民法・訴訟実務の総合的研究作者: 田島泰彦,右崎正博,山野目章夫出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 2006/04メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る→https://sslserver.sbs-serv.net/nippyo…

憲法記念日

憲法記念日ということで、最近購入した憲法関連の本。 憲法とは何か (岩波新書)作者: 長谷部恭男出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/04/20メディア: 新書購入: 4人 クリック: 35回この商品を含むブログ (104件) を見る まだ、冒頭を少し読んだだけ。 名…

人の名に対する権利

「矜」使った命名認めず 慰謝料請求を棄却 国が人名に「矜(きょう)」の使用を認めないため「矜持(きょうじ)」と命名した二男(5つ)の出生届が受理されず、精神的苦痛を受けたとして、愛知県愛西市の小学校教諭の板谷信彦さん(41)が、国と市にそれ…

日本国憲法と著作権(7)〜 参考文献一覧〜

言いたい放題 参考文献一覧 ※注:当時参考にしたものです。最新版とは異なる場合があります。 佐藤幸治『憲法〔第三版〕』(有斐閣,1995) 松井茂記『日本国憲法』(有斐閣,2002) 野中俊彦・中村睦男・高橋和之・高見勝利『憲法I(第3版)』(有斐閣,2001…

日本国憲法と著作権(6)〜総 括〜

総 括 言いたい放題 本稿では著作権法に関して憲法上問題となり得る点について概観してきた。日本国憲法と著作権法の関係については今まであまり論じられてきたところではないように思われる。しかし、だからとって現在の著作権法制が憲法適合的であって、日…

日本国憲法と著作権(5)〜第4章 著作権と他の人権との調整〜

言いたい放題 第4章 著作権と他の人権との調整 第1節 著作権・著作者人格権による表現の自由の制限 ここまで著作者の権利の制約が憲法違反とならないかを検討してきた。このように、著作者の権利が人権として保障されているが、一方でこのことは、必然的に…

著作権法第19条と121条

著作権法121条について - 言いたい放題で触れた判決ついて、駒沢公園行政書士事務所日記:「ジョン万次郎銅像事件」控訴審判決〜著作者人格権確認等請求控訴事件(知財判決速報)〜で言及があった。 前回は言葉足らずというか、頭の中がきちんと整理できてい…

井上判事、退官へ

喋り足りない?井上薫判事vs浅生重機横浜地裁所長 - 言いたい放題で触れた井上薫判事再任拒否問題、 井上薫判事が退官へ 最高裁、別の1人再任拒否 判決文が短すぎるとして問題になった横浜地裁の井上薫判事(51)が1日までに、再任願を取り下げていたこ…

日本国憲法と著作権(4)〜第3章 日本国憲法と著作者の権利の制限〜

言いたい放題 第3章 日本国憲法と著作者の権利の制限 第1節 著作者の権利の制限 著作者の権利が憲法上の人権にあたるとしても、それは絶対無制約なものではない。内在的制約というにしろ、「公共の福祉」による制約というにしろ、制約は存在する。 第2節 …

天下り廃止と職業選択の自由

表現の自由の制約にもこれくらい慎重になって欲しいものです>内閣法制局 公務員の人権保障にはとても熱心ですよね。 もちろんそれも大事ですが、前提として国民一般の人権保障がきちんと図られていることが重要で、 公務員の人権制約には厳格な基準、国民一…

日本国憲法と著作権(3)〜第2章 日本国憲法と著作者の権利〜

言いたい放題 第2章 日本国憲法と著作者の権利 第1節 著作者の権利 著作権法は著作者の権利の内容として、著作者人格権(法第18条〜第20条)と著作権(法第21条〜第28条)とを別個に規定する(法第17条)*1 。後者の著作権については財産権と解されている*…

日本国憲法と著作権(2)〜第1章 憲法と著作権法制〜

言いたい放題 第1章 憲法と著作権法制 日本国憲法は著作権についてどのように規定しているのであろうか。この点、アメリカ合衆国憲法が著作権について規定しているのと異なり、日本国憲法には著作権に関する明文規定がない。 そこでまずアメリカ合衆国憲法…

日本国憲法と著作権(1)〜はじめに〜

言いたい放題 はじめに ここ数年、著作権法は毎年のように改正されている。そして、著作権法の改正に際しては、権利者側と利用者側それぞれの利益が交錯する。著作権法をどのように規定するか、それは、一次的には民主主義の観点から、国民議論の上で改正さ…

日本国憲法と著作権(00)〜ブログ版はじめに〜

ブログ版はじめに 筆者は、ブログプロフィールに、主な関心事項として、憲法、著作権と記載した。 憲法と著作権法の関係というもののかなり関心をもっている。 1年ほど前、これらの問題についてごく簡単な考察を書いた。 そのときは公表するには至らなかっ…

著作権vs表現の自由

2005-12-31というのが紹介されていた。 法学教室304号P170演習を読んでいないのでその点についてはなんとも言えないが、 私が常日頃から思っていることを少しだけ書くと、 著作権が憲法上財産権(29条)として保障されているとして、 表現の自由(21条)との…

鳥取県人権条例

全国初の人権条例案、鳥取県議会で可決 鳥取県弁護士会などが「憲法違反の恐れがある」と指摘した「鳥取県人権侵害救済推進条例」が県議会最終日の十二日、賛成多数で可決、成立した。差別的言動や虐待、ひぼう・中傷など幅広い人権侵害を救済の目的とした条…

政治活動の自由は、国民に対して主張する人権ではありません。

詳細にまとめられた記事。言い訳をつぶす視点から記事が補強されていて、なかなか素晴らしい。 武部幹事長 造反議員に活動費 副幹事長2人拒む 郵政採決前30万円 郵政民営化関連法案の衆院採決直前だった今年六月下旬、自民党の武部勤幹事長が、法案反対派…

在外日本人選挙権剥奪違法確認等請求事件判決(4・完)〜要旨3・4〜

在外日本人選挙権剥奪違法確認等請求事件判決(1)〜判決概要〜 http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/20050914/1126692630 在外日本人選挙権剥奪違法確認等請求事件判決(2)〜要旨1〜 http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/20050915/1126779032 在外日本人選挙…

在外日本人選挙権剥奪違法確認等請求事件判決(3)〜要旨2〜

在外日本人選挙権剥奪違法確認等請求事件判決(1)〜判決概要〜 http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/20050914/1126692630 在外日本人選挙権剥奪違法確認等請求事件判決(2)〜要旨1〜 http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/20050915/1126779032 国政選挙/国民…

在外日本人選挙権剥奪違法確認等請求事件判決(2)〜要旨1〜

在外日本人選挙権剥奪違法確認等請求事件判決(1)〜判決概要〜 http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/20050914/1126692630 国政選挙/国民審査制度いろいろ http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/20050904/1125767573 ※在外邦人の選挙権が制限されていることについ…

在外日本人選挙権剥奪違法確認等請求事件判決(1)

今日のトップニュース。 在外邦人の選挙権制限、最高裁が違憲判決 海外に住む日本人の選挙権を制限している公職選挙法の規定が「普通選挙を保障した憲法に反する」として、在外邦人ら13人が、国を相手に選挙権があることの確認や1人当たり5万円の損害賠…

二院制

http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/20050913/1126549577 で書いたが、衆議院では総選挙での民意という名の下、郵政民営化の結論はほぼできあがっているからこそ、 (衆議院の動向にとらわれることなく、)参議院は自律性をもって仕事をして欲しいと思っている…

2冊で1万円

憲法で訪問する人は少ないけれども…。 法科大学院の教科書のようだし?どうやら京大系? 企画自体がすごいなということで紹介。 Cases and Materialsシリーズがあるみたいなんだけど。 書 名 憲法Cases and Materials人権(基礎編) キャッチフレーズ 法科大…

人権議論としては興味深い。

「実の父」開示に壁 9割、精子提供は匿名で 夫以外の第三者の精子を使った非配偶者間人工授精(AID)で、精子を提供した人(ドナー)の3分の2が「子供が自分に会いに来る可能性を言われたら、提供しなかった」と考え「提供は匿名のままが良い」も90…

憲法記念日

日頃憲法について無関心な人が関心をもつ日ということで意義のある日だと思います。 昭和22(1947)年の5月3日に日本国憲法が施行されたところに由来します。 「憲法=9条」との感覚が強いですが、民主制とは何か、国会議員とは何か、選挙とは何か、 人権と…

逆差別と男女共同参画センター

やめます「女性半額」=「逆差別」男性抗議−施設利用の優遇廃止検討・札幌市 「女性半額の料金はやめます」。札幌市は11日までに、「男女共同参画センター」の利用料金の女性優遇措置を、2006年度にも取りやめる方針を固めた。女性の社会進出を後押し…

終戦記念日によせて

アメリカの高官が日本の国連安保理入りについて憲法9条改正をせっついている。 国連広報のサイト(http://www.unic.or.jp/know/form.htm)によると、 「国連は、世界の平和と経済・社会の発展のために協力することを誓った 独立国が集まってできた、ユニー…

裁判官のするべきこと

まずは、この記事を紹介したい。 「靖国判決」を判事が批判、週刊新潮で「蛇足、越権」 小泉首相の靖国神社参拝を「違憲」と述べた福岡地裁の判決に対し、横浜地裁の現職裁判官が、15日発売の「週刊新潮」で、「主文に影響を及ぼさない憲法問題を理由欄に…